とあるプロジェクトの朝会紹介

この記事は、 KENTEM TechBlog アドベントカレンダー2024 2日目、12月2日の記事です。

こんにちは。KENTEM 第2開発部のS.Eです。

会社に勤めていれば当たり前のように朝会を実施している方が多いと思いますし、学生さんでも部活動・サークルやホームルームでも同じ様なことをやっているかもしれませんね。

弊社の開発部でも、プロジェクト毎に様々なスタイルで朝会を実施しています。

一日の作業を円滑に進める上でも朝会は重要です。

今回は私が所属しているプロジェクトの朝会を紹介したいと思います。

朝会の目的

朝会は何のためにやるのでしょうか。

情報共有やその日にやる作業、困ったことの共有 等々、プロジェクトやリーダーによって異なり、決まった形式はないと思います。

私はだいたい以下のようなことを目的に考えています。

  • 全体:プロジェクトメンバーへの連絡事項・情報共有
  • 個人:メンバーへの実施作業・予定の共有、その日にコミットする作業の宣言
  • 個人:抱えている課題の共有・情報提供依頼
  • 個人:他メンバーの作業状況確認
  • 全体:コミュニケーション
  • 全体:メンバーのメンタルチェック

個人的な考えなので賛否はあると思いますがそこには触れないでください。(笑

とあるプロジェクトの特性

  1. 所属メンバーが多め(13人)
  2. 複数チーム構成(フロントエンド、バックエンド、テスト、派生プロジェクト)
  3. 複数拠点メンバーが所属(富士本社、静岡、名古屋、外部スタッフ)
  4. 出社と在宅のハイブリッド

とは言っても、「1」以外は珍しくもないですし、「1」にしてももっと多いプロジェクトはあります。

このプロジェクトで前述したこと全てをそのまま実施したところ、以下の問題が発生しました。

  1. 朝会に30分以上かかることが頻繁にある
  2. (正直)全員の作業内容は把握しきれない
  3. 自分に直接的に関わらない問題が多く手持無沙汰(こっそり自分の作業してしまったり)

当たり前ですよね。(苦笑)

これらの課題を解決すべく、実施している朝会を次にご紹介します。

とあるプロジェクトの朝会紹介

朝会の開催方法

複数拠点を跨いだり、出社/在宅メンバーが存在するため、 Web会議を用いたオンライン開催となります。

朝会の構成(2部制)

【第1部】全体の朝会(全員参加)

目的は、打合せや決定事項、メンバー全体的に関わる共有事項 等の連絡となります。 ポイントは、長くなりすぎないよう、「急ぎでは無い」「時間を要する」ものは概要のみに留め、そうでないものは別日程(※)の打合せに回すということです。

KENTEMの開発部ではアジャイル開発*1の一環としてイテレーション開発を取り入れ、2週間毎のサイクルで計画の管理をしています。 各イテレーションの最終日に、進捗の確認や次イテレーションの計画を立てるための打合せを開催しています。

【第2部】関連チーム毎の朝会

フロントエンド、バックエンド、テスト、派生プロジェクトそれぞれに分かれて、個人の予定や課題の共有・相談等を行います。 ポイントは、その日の目標をコミットすること、一日の作業をスムーズに進めるための準備を整えることです。

ちょっとした取り組み

全メンバー対象で司会進行のローテーションを始めました。

ベテラン・若手(新人)問わず、当事者意識を高めてもらうこと、自分ゴトとして捉えてもらうことを目的に担当してもらっています。

得られた成果

無駄な時間を50~70%程度(30分⇒10~15分)削減できました。

メンバーそれぞれが自分にとって重要な情報に集中し、実りのある朝会が実施できるようになりました。

まとめ

今回紹介した取り組みは何のことは無い、ただやれば良いことではありますが、ただ考えなくやるだけでは多くの時間を無駄にすることになります。

効率化を図りつつも、最低限重要視すべき部分はきっちりと運用してチームのベクトルを合わせていく必要があります。

今の朝会も最善なのかはわからないので、定期的に振り返って改善を繰り返していきます。

ほんの一例ですが、プロジェクト運用・チーム作業における技術以外の取り組みのご紹介でした。

全体の朝会風景

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