こんにちは。皆さん、ノートツールは何がお好みですか? タイトルでお分かりかと思いますが、私はObsidianが好きです。 先日ちょっとしたニュースがあったので、今回はObsidianについて紹介します。
Obsidianとは
まずはObsidianの基本的な情報について紹介します。
Obsidianはノートアプリケーションで、次のような特徴があります。
使い方が簡単
とりあえず使うだけなら直感的に、自然に操作が可能です。マークダウンもリアルタイムに表示されるので、記法これであってたっけ?のような確認もすぐにできます。動作が軽量
ファイル全体に対する検索も素早く動きます。ローカルに保存するため、オフラインで使える
ファイルはローカルに保存されますが、クラウド保存して共有するサービスも有料で提供されています。無料で使える
ローカルに保存する基本の使用は無料です。
商用利用が無料に!
もともとは個人利用のみ無料で、商用利用はライセンスを買う必要がありました。しかし2025年2月20日、商用利用が無料になりました!🎉🎉
冒頭の「ちょっとしたニュース」はこの商用利用無料化でした。 業務利用だと有料なので利用を控えていましたが、今後は業務でも使いたいと思います。
Obsidian is now free for work.
— Obsidian (@obsdmd) 2025年2月20日
Starting today, the Obsidian Commercial license is optional. Anyone can use Obsidian for work, for free. If Obsidian benefits your organization, you can still purchase Commercial licenses to support development.
Nothing else is changing. No… pic.twitter.com/QprPdVZAWI
Obsidianの良いところ
ローカルで使える
ネットがない環境で使うことはあまりないのですが、Wi-Fiの調子が悪くてつながらない・・のような時に作業が中断されないのがとても嬉しいポイントです。個人で使うときには自宅のNASにファイルを置き、常にローカルとも同期するようにすることでネットがなくても使えるようにしつつ、他の端末からもアクセスできるようにしています。
プラグインのテンプレート機能が便利
私のお気に入りの機能です。ObsidianではVSCodeなど他のアプリケーションと同じように、作成されたプラグインを使うことが出来ます。プラグインの導入は設定画面の”コミュニティプラグイン”から行うことが出来ます。
このプラグインにTemplaterというものがあります。名前の通りテンプレート周りの機能を強化してくれるものです。 Templaterで特にうれしいのが、ファイル作成時にフォルダも一緒に作成して格納してくれるところです。
例えばTemplatesフォルダに保存しているdaily-templateからファイルを作成すると、画像のように日報/202502
というフォルダとその中に2月25日のファイルを作成してくれます。
テンプレートファイルのdaily-templateの中身はこのようになっています。
<%* const date = tp.date.now("YYYYMM"); const folder = `日報/${date}`; const fileName = `${tp.date.now("YYYYMMDD")}`; const templateContent = `## **やること** - [ ] ## **追加でやったこと** ## **明日やること** ## その他メモ等 `; await tp.file.create_new(templateContent, `${fileName}`, true, `${folder}`); %>
このテンプレートファイルを作成した上で、以下のようにクリックしていくか、Alt + N
キーでテンプレートのリストを開き、Enterキーで決定のどちらかでテンプレートから新しいファイルを作成できます。
議事録などのテンプレートも作っておくと楽ですね。ちなみにファイル単位ではなく、編集中にブロックでのテンプレート挿入(表など作っておくと便利?)もできます。
このほかにも様々なプラグインがあるので”あれ出来ないかな?”という時は調べてみるといいかもしれません。
mermaidがデフォルトで使える
部内のアウトプットチャンネルで最近mermaid*1を知り、せっかくなのでこちらも載せています。今まで単純なマークダウンぐらいしか書いていなかったので、使えるんだ!と思いました。フローチャートを入れるとこんな感じになります。
``` mermaid graph TD A-->B{B}-->|YES|D B{B}-->|NO|C-->D ```
↑このコードが
↓こう。
ファイルのつながりグラフ
私はあまり使っていないのですが強い機能なので紹介します。Obsidianではファイルに他のファイルへのリンクを付けることができます。このリンクのつながりをグラフとしてグラフィカルに出してくれます。エッジの始点のファイルから終点のファイルに飛ぶリンクがつけてあります。また、タグをつけることができ、それを確認することもできます。
こんな感じ↓
まとめ
今回はノートツールのObsidianを紹介しました。扱いやすくて機能が豊富な良いエディタだと思います。 記事を書きながら、グラフやタグなどはあまり使いこなせていない部分がたくさんあることに気づいたので、ただ使うだけでなくもっと触ってみたいと思いました。
通常利用は無料なので、皆さんも是非一度使ってみてください!
おわりに
KENTEMでは、様々な拠点でエンジニアを大募集しています! 建設×ITにご興味頂いた方は、是非下記のリンクからご応募ください。 recruit.kentem.jp career.kentem.jp
*1:テキストで記述するとフローチャートなど様々なダイアグラムが書けるツール。 https://mermaid.js.org/