KENTEM TechBlog

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2年たって気づいた「プロダクトを生み出す難しさ」~PoC、製品開発、新規事業の企画を通して学んだこと~

この記事は、 テックブログ強化月間 リレーブログ企画2026 参加の記事です。

はじめに

こんにちは!3年目に突入したK・Mです!

今回、リレーブログとして「〇年たって感じたこと」というテーマで記事を書くことになりました。

この記事では、1年目の10月からPoCが始まり、約1年半の歳月をかけてリリースにこぎつけた写管屋クラウド AIアシスト。この製品開発と、社内の新規事業企画を通して感じた、プロダクトを作り、世に出し、収益につなげる難しさについて書いていこうと思います!

これまでの経歴

PoC

1年目の9月ごろ、生成AIを使った新規プロダクトのメンバー募集がありました。

学生時代の研究で、橋梁の画像に対してAIを使った類似検索を行っていたこともあり、すぐに手を挙げました。

その後、10月からPoCが始まり、そこから1年弱ほどは製品開発前の検証作業に取り組んでいました。具体的な作業内容は多岐にわたりますが、AIのワークフローを検討し、実験を行い、得られた結果を解析して、再度ワークフローの改善や別案の検討を行う、といった流れでした。

なかなか成果が見えにくく、開発経験という点でほかの同期と差が開くことへの不安もありましたが、仮説を立てて検証を自分で進めていく経験は、今思えば貴重なものだったと感じています。

製品開発

2025年の6月から、ようやくエンジニアとして製品開発に着手しました。

このタイミングで、ほぼ初めてプロダクションコードに触ることになりました。また、FEとBEの両方を担当することになったため、最初はかなり大変でした。

さらに、AIアシストは写管屋クラウドのオプション機能のため、自チームのコードを実装しつつ、他チームのコードも改修する必要がありました。プロジェクトごとの実装方針の違いにも苦戦する日々が続きました。

リリースが近づくにつれて、社内向けのコードに触ったり、クラウド環境を扱う頻度が増えたりと、業務の幅はさらに広がっていきました。初期のころに「FE・BEの両方を触るのが大変!」と言っていた自分が、少しかわいく思えてくるほどでした。

ただ、大変ではありましたが、FEからインフラまで幅広く触ることでソフトウェア開発への理解が深まりました。何より、新しい知識が次々と増えていく感覚があり、とても充実していました。

新規事業調査

製品開発と並行して、社内公募で提案した新規事業企画を評価していただき、より具体的な調査を行うことになりました。

こちらはプロダクト開発とは違い、インタビューやアンケートを通して企画案の価値を深掘りしたり、マネタイズの方法を調査したりすることが主な作業でした。

私が提案した企画はtoC向けだったこともあり、特にマネタイズの部分でかなり苦戦しました。結果的には、マネタイズに課題があったため事業化には至りませんでしたが、開発のさらに上流にある業務に携わることができ、学びの多い経験になりました。

このように、ソフトウェア開発のさまざまな工程に携わることができた2年間でした。

感じたこと

プロダクトを世に出すって難しい

この2年間で、1つの製品を世に出すまでの過程と、1つの製品を企画する過程の両方を経験し、プロダクトを世に出す難しさをひしひしと感じました。

もちろん、すべてのプロジェクトが長期にわたるPoCを挟むわけではありません。それでも、製品化までに1年以上かかったことや、その中で自分たちがやってきたことを振り返ると、世の中に製品を出すというのは、自分が思っていた以上に簡単なことではないのだと実感しました。

また、後述するマネタイズの話にもつながりますが、プロダクトを世に出すには、それに対してお金を払って使ってくれるユーザーがいることが前提になります。

当たり前の話ではありますが、そこをしっかり精査しないとプロダクトとして成立しません。技術的に作れるかどうかだけではなく、誰にどんな価値を届けるのか、その価値にお金を払ってもらえるのかまで考える必要がある点に、エンジニアリングの領域を超えた難しさを感じました。

マネタイズって難しい

自分がどれだけ良いと思ったプロダクトでも、最低限満たさなければならない条件があると感じました。

  • お金を払ってくれる人がいること
  • 運用にかかる費用が、得られる収益より小さいこと

この条件を満たすために、マネタイズ方法や収益計画を考えるわけですが、これが想像以上に難しかったです。

市場規模はどのくらいあるのか。どうすればユーザー数を増やせるのか。どの価格なら納得してもらえるのか。調べても調べても、はっきりとは分からないことばかりでした。そのため、適切なマネタイズ方法や収益計画を立てることにとても苦戦しました。

ただ、今振り返ると、新規事業の企画段階では、最初からそこまで厳密に考えすぎる必要はなかったのかもしれないとも感じています。 私が収益計画を立てにくかった原因の一つは、厳密な根拠を求めすぎていたことにあったように思います。もちろん、論理的に考えることは大切です。ただ、企画段階の計画はあくまで仮説でもあります。

どこかのタイミングで「まずはこの仮説で進めてみる」と決め、実際のユーザーの反応を見ながら検証していく。そうした思い切りも、新規事業では大事なのだと学びました。

まとめ

今回は「2年たって感じたこと」というテーマで、この2年間の取り組みを通して感じた「プロダクトを世に出し、収益を得る難しさ」について書いてみました。

こうやって振り返ると、普段何気なく使っているアプリやサービスも、きっと同じように多くの難しさを乗り越えてリリースされているのだと思います。そう考えると、改めてプロダクトを世に出している人たちへのリスペクトが生まれますし、自分もその仕事に携わっているのだという誇らしさも感じます。

まだまだ分からないことばかりですが、3年目はよりユーザーやビジネスにも目を向けながら、「作る」だけでなく「価値を届ける」ことに貢献できるエンジニアを目指していきたいと思います。

おわりに

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