
こんにちは。開発統括部のK.T.です。
今回はVisual Studioにおける.NETのコードカバレッジ機能について書こうと思います。
ついにVisual Studioにコードカバレッジ機能が標準搭載
Visual Studioにコードカバレッジ機能が搭載されたのはかなり前のことですが、長年にわたりこの機能は最上位エディションであるVisual Studio Enterpriseエディションの専用機能でした。
CommunityやProfessionalエディションを使っていた開発者は、次のような方法でコードカバレッジを確認していたのではないでしょうか。
- dotnet-coverageやCoverletでコードカバレッジのデータを収集して、ReportGeneratorでレポートを生成する
- 拡張機能のFine Code Coverageを使用する
会社の開発環境はProfessionalエディションですので、私はFine Code Coverageを使用していました。
Professionalエディションにも標準でコードカバレッジ機能が搭載されないかなと思っていたところ、ついにVisual Studio 2026の全エディションでコードカバレッジ機能が標準搭載されるようになりました。
Visual Studio 2026でのコードカバレッジ機能の使い方
ステップ1:カバレッジ付きでテストを実行する
- Visual StudioでC#などのプロジェクトを開きます。
- 画面上部メニューの [テスト] > [すべてのテストのコード カバレッジの分析] を選択します。
(または、テスト エクスプローラー上で対象のテストを右クリックして、[コード カバレッジの分析] を選択します)
ステップ2:結果の確認とエディタ上のハイライト表示
テスト実行が完了すると、[コード カバレッジの結果] ウィンドウが表示され、カバレッジ(%)を確認できます。
また、[コード カバレッジの色分け表示] を有効にすると、テストが実行されたコードをハイライト表示できます。

参考:除外設定(.runsettingsファイル)
自動生成されたEntity Frameworkのマイグレーションファイルなど、測定対象から除外したいコードがある場合は、ソリューションに .runsettings ファイルを追加してカスタマイズできます。
例)CodeCoverage.runsettings
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?> <RunSettings> <DataCollectionRunSettings> <DataCollectors> <DataCollector friendlyName="Code Coverage"> <Configuration> <CodeCoverage> <Sources> <Exclude> <!-- マイグレーションファイルを測定対象から除外 --> <Source>.*\\Migrations\\.*</Source> </Exclude> </Sources> </CodeCoverage> </Configuration> </DataCollector> </DataCollectors> </DataCollectionRunSettings> </RunSettings>
Visual Studioが追加した .runsettings ファイルを自動検出しない場合は、画面上部メニューの [テスト] > [実行設定の構成] > [ソリューション全体の runsettings ファイルの選択] から追加した .runsettings ファイルを選択します。
まとめ
コードカバレッジは100%を目指すものではありませんが、主要なビジネスロジックや異常系処理のテストコードが書かれていることは重要なことです。
十分なテストコードが書かれていると、リファクタリングをする際に「自分が変更したことで、どこか別の場所が壊れてしまうのではないか」という不安を感じることがなくなります。
自身がテストコードを書いた際には、Visual Studio 2026の [コード カバレッジの色分け表示] を使用して、十分なテストコードが書けているか確認してみてください。
おわりに
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