皆さんは読書好きですか?私はあまり好きではありません。
というか、学生時代から社会人になるまでは嫌いですらありました。
嫌いになった背景としては学生時代に本を与えられすぎたことに起因しています。
KENTEMに入社後、とある上司のチームに入ったことで克服することができましたので、 今回は私の読書嫌い克服の経緯と読書との付き合い方について書き綴ってみたいと思います。
意識の先
その上司は名著と謳われる技術書を片っ端から月に2~3冊を読破している超パワフルな方でした。
上司チームではメンバー毎に読書メーターがあり、私は毎月の読書量を競い合う環境で揉まれつつ、 技術書やビジネス書を中心にひたすらメーター数値を積み上げる作業を行っていました。 月末が近づくにつれ、日増しに読書マシンと化していましたがあまり良い状況ではなかったように思い出されます。
あるとき、マシンと化してしまった私に対して上司は
「ただ漠然と読むのではなく、何かに活かせないか考えた方が良いよ!」
という助言と共に1冊の名著を紹介してくれました。 それは、アジャイル開発手法に関する技術書で、開発の方法論や様々な事例が盛り込まれていました。
当時、PLを任されたばかりで手探り状態でしたが、 書籍の事例は私のPJと似通った状況も多く、試すことができるアイデアが多く紹介されていました。 よく、情報は知っているだけでは知識であって、使うことができて知恵になると言いますが、 使ってみることによってたくさんの気づきを得ると共に情報が己の中に定着できたと感じています。
1冊の書籍と助言によって読書への向き合い方が大きく変わった出来事でした。
技術書に依ってしまうかもしれませんが、読書する時に少し意識するだけで得られるものは大きく変わるかもしれません。
やらない理由
昨今、世の中的には活字離れが進んでいると言われています。 AIに読書をしない理由を尋ねたところ、以下のようなリストを生成してくれました。
- 時間がない:多忙な日々を送っている人にとって、読書に時間を割くことは難しいかもしれません。
- 他の娯楽に興味がある:映画を見たり、音楽を聴いたり、ゲームをしたりすることが好きな人は、読書よりもこれらの活動を優先するかもしれません。
- 読むことが苦手:一部の人々は、読むこと自体が困難であったり、集中力を必要とするため、読書を避けるかもしれません。
- 興味が引かれる本に出会っていない:読むべき本を見つけるのが難しい、または興味を引く本に出会っていない人もいます
つまり、興味を惹かれる本がないし、読むことが苦手で、他の娯楽をやりたいので、読書にあてる時間はない。 という理由で読書をしていないということだと思います。
それぞれの読書スタイル
活字を読むことが苦手で読書に費やす時間がないという方は、「聞く読書」(オーディオブック)なら始めやすいかもしれません。
技術書には不向きですがビジネス書や小説の類であればタイトルも充実しています。 ちょっとした隙間時間や作業をしながら本を聞くことができます。 私は趣味でジョギングをしているのですが、ながらで聞く読書が馴染んで、 今ではすっかりジョギングと読書がセットになってしまっています。
まとめ
読書が苦手な人にはいろいろな理由があると思いますが、 まずはやりやすい方法で、時には少しだけ意識を変えて、書籍を1冊読んでみたら意外と簡単に克服できるかもしれません。
KENTEMの開発部では読書好きなエンジニアに向けて技術書の書籍購入補助を行っています。
おわりに
KENTEMでは、様々な拠点でエンジニアを大募集しています! 建設×ITにご興味頂いた方は、是非下記のリンクからご応募ください。