クラウドサービスの請求額を見て「あれ?」と感じたことはありますか?
「あるよ!」という方は少ないと思いますが、開発しているサービスのコストを把握することは大事なことです。
そこで、今回はAWSのコストを把握する方法を紹介します。
AWS コスト管理 - ホーム
当月の現時点コストおよび月末の予測コストが表示されます。
また、当月の傾向(this month trends)には、増加傾向にあるサービスに関する情報が表示されています。
【サンプル 】
- AmazonCloudWatchのコストは $31.60 増えています (39%)
- Amazon Simple Storage Serviceのコストは $15.86 増えています (35%)
ここに思い当たる節のない項目が表示されていたら、すぐに原因を調査しましょう!
Cost Explorer
どのサービスにどれくらいの料金が発生しているかを確認することができます。
「あれ?」と思ったら、まず始めに確認するサービスになります。
直近6カ月の各サービス毎のコストが表示されますので、具体的にどのサービスのコストが増減しているか把握できます。
また、レポートパラメータの日付範囲やサービス、リージョン等のフィルタを適用することで、把握したい情報をピンポイントで表示することも可能です。
コスト異常検出(Cost Anomaly Detection)
想定外のコスト上昇を察知することができるサービスになります。
機械学習を使用して毎日の支出を評価し、突然の上昇を「異常」として検出することができます。
突然の下落は「異常」として検出されません。
検出された「異常」は、設定した閾値に到達または超過した場合にEメール等で通知されます。
アカウントの利用状況を学習することで機能が改善されていくため、継続期間が長ければ長いほど誤検出は削減されていきます。
まとめ
AWSのコストを把握する方法を紹介させて頂きましたが、把握した後にすることは最適化になります。
- 利用していない(不要な)サービスが存在していないか
- 過剰なスペックで運用していないか
- 適切な購入オプション(Savings Plansやリザーブドインスタンス)を利用しているか
- などなど
一つ一つの課題を解決し続けていくことで、適切なコストでサービスを運用することができます。
最適化するための情報を提供してくれるサービスも沢山ありますので、またの機会に紹介していきたいと思います。
おわりに
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